ガラスと防音
火曜日, 4月 20, 2010 @ 09:04 AM

音とはひとことで言うと空気振動のこと。ある物体が振動して空気に波を作り、それが空気中や物質を伝わって耳に届いたとき音として聞こえるわけです。 耳障りな音も心地よい音も、すべて空気振動によって発生する現象なのです。
音は空気振動の波が大きいほど強く、小さいほど弱くなります。このエネルギー(音の大きさ)をあらわす単位がデジベル(dB)。また空気の波が 一秒間に振動する回数が多いほど高い音となり、少ないほど低い音となります。これを周波数といい、ヘルツ(Hz)で表します。私たち人間の耳には、dBの場合、低い音ほど聞こえにくく、 高い音ほど敏感に聞こえるという特性があります。暮らしに入り込む騒音を減らすためには、まず音のエネルギー(dB)の到達を下げる工夫をすること。 そして、よく聞こえて内容も判断できてしまう音域の音をどう防ぐかがポイントとなります。
| dB(A) | 聴覚 | 音の種類・場所 | 会話 |
|---|---|---|---|
| 120 | 聴力機能に障害 | 近くの落雷ジェット機
バイクの加速音 |
不可能 |
| 110 | |||
| 100 | きわめてうるさい | 工事現場走行中の地下鉄内
鉄道ガード下 滝の近く |
ほとんど不可能 |
| 90 | |||
| 80 | うるさい | 救急車(至近)空調機械室
走行中の車内 |
大声で0.3m以内 |
| 70 | 大声で1m以内 | ||
| 60 | 普通 | デパートの中レストラン
静かなオフィス 静かな公園 |
大声で3m以内 |
| 50 | 普通の声で3m以内 | ||
| 40 | 静か | 深夜の郊外ささやき声
鉛筆の音 |
普通の声で10mまで |
| 30 | |||
| 20 | きわめて静か | 小さな寝息雪の降る音 | 5m先のささやきが聞こえる |
| 10 |

もう一つ,忘れてはならないのが音の伝わり方。大きく分けると二種類あり,一つは空気中を伝わって聞こえる「空気音」。もう一つは壁や床などを伝わって聞こえる「固体音」。 2種類が混ざった音もあり、種類によって防止策も違います。より効果的な防音対策を立てるために、まず暮らしの中の気になる音、防ぎたい音の種類を把握しましょう。
| 【空気を伝播してくる音】 | 【空気音が通り抜けやすい音】 |
|---|---|
| ・道路騒音 ・飛行機の音 ・人の話し声 ・楽器の音 など |
・窓、サッシ、ドアやその隙間 ・換気扇の開口 ・床換気口 ・薄く軽い壁・天井 など |
| 【固体を伝播してくる音】 | 【固体音が通ってくる場所】 |
| ・上階の足音や落下音 ・ドアの開閉音 ・排水や給水の音 ・エレベーターの運転音 など |
・床・壁などの建物 ・パイプスペースの配管 |
| 【空気、固体伝播の混合音】 | |
| ・トラックや電車など重量車通過音 ・エアコン室外機の運転音 ・洗濯機の運転音 |
住まいの防音対策としては、まず隙間が少なく高い気密性が確保されていること。空気音はまず隙間から出入りするのです。 床、壁、天井など断熱性能を上げるために気密性を確保しますが、これは防音にもプラス。その上で空気音が通り抜けにくい 材料や仕組みで構成しましょう。弱点は窓やドアの開口部。ここの対策が住まいの防音を左右します。




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